就職活動に成功する人も失敗する人も、遅刻はしません。
遅刻は厳禁。
言語道断です。
では、どこに違いがあるのかというと、時間に対する余裕です。
就職活動に失敗する人は、行動に余裕がありません。
たとえば、OB・OG訪問です。
約束の時間のぎりぎりになって到着します。
一応、遅刻ではありません。
しかし、社会人である先輩は到着が早く、待ちくたびれて、あくびをしています。
先に到着すべき側が後になり、おかしな雰囲気になります。
そのため、OB・OG訪問では聞きたいことが聞けず、せっかくの貴重な機会を生かしきれないのです。
面接時間も同様です。
予定時間のぎりぎりに到着します。
遅刻はしていませんが、そういう問題ではありません。
身だしなみを整えたり、落ち着いたりする時間がありません。
息が荒いまま面接を始めることになるため、余裕がなく、自分を十二分に発揮できないのです。
一方、就職活動に成功する人は、時間に余裕があります。
しかも、時間に対する余裕の度合いが違います。
少し余裕を作るのではなく、たっぷり余裕を作って行動するのが特徴です。
OB・OG訪問は、1時間前の到着が基本。
遅くても、30分前には到着です。
「早すぎるのではないか」と思いますが、社会人である先輩を待たせるわけにはいきません。
余った時間で身だしなみを整えたり質問内容を再確認したりします。
それが、忙しい先輩を出迎えるときのマナーです。
面接でも十分な余裕を持って向かいます。
面接会場に入るのは5分前や10分前でもかまいませんが、面接会場近くには30分や1時間前に到着したい。
「早すぎるのではないか」と思いますが、人生を左右する重大な局面で、余裕がないのは致命的です。
むしろ十分すぎるほど時間に余裕を作ります。
余った時間は、近場のお手洗いや喫茶店などで時間をつぶします。
その時間で、気持ちを落ち着かせたり、身だしなみを整えたり、自己PRや志望動機を見直したりします。
万全の状態で面接に向かえるため、120パーセントの力を発揮できるのです。