就職活動に成功する人も失敗する人も、面接前には準備をします。
準備しないで面接を受けるのは、落ちに行くようなもの。
準備がなくて受かったなら、単に「運がよかった」と考えていいでしょう。
あるいは、その企業の労働条件が怪しい可能性があります。
身だしなみを整え、持ち物を再確認し、自己PRや志望動機をおさらいします。
準備は同じです。
差がつくのは、準備の度合いです。
就職活動に失敗する人は、準備をしても、不十分です。
たとえば、面接対策です。
本だけ読んで、頭の中で様子を思い浮かべ、それで練習をしたと考えます。
いわゆる、イメージトレーニングの状態です。
それも1つの練習ですが、あくまで想像であり、本番に適した練習ではありません。
持ち物を再確認するときも、頭の中だけで確認します。
人間は、不完全な生き物。
記憶に頼って確認すると、うっかり忘れる持ち物が出ます。
その結果、面接本番では、あたふたするのです。
一方、就職活動に成功する人は、準備が十二分です。
面接対策は、本を読むだけで満足せず、必ず模擬練習をします。
友人・親・キャリアカウンセラーなどに面接官役をお願いして、実戦に近い面接の練習をします。
しかも1回だけでは満足せず、何度も繰り返し練習します。
面接官役の人から「もう十分ではないですか」と言われるくらい、繰り返し練習します。
そのため、礼儀作法・話し方・質疑応答がきちんと整うのです。
また、持ち物の確認方法も、素晴らしい。
記憶に頼って確認するのではなく、チェックリストを準備して、確実に漏れを防ぐ対策をします。
完璧は難しいですが、完璧に近づける努力を怠りません。
面接本番でも集中しやすくなり、120パーセントの自分を発揮できるのです。