面接に通らない人は、自己PRや志望動機を使い回すのが特徴です。
「自己PRや志望動機が同じでも、ほかの企業だから、ばれるはずがない」
少しでも手間暇を省こうとします。
ばれるはずはないと思いますが、ばれるのです。
どの企業にも使い回せる内容は、面接官にとっては一目瞭然。
使い回しをしている表現は、漠然とするからです。
抽象的で形式的。
「どの企業にも同じことを言っている」と手抜きをしたとわかれば、本来の評価より下げられるでしょう。
怖いのが、そのことに気づかない応募者です。
面接官にばれているにもかかわらず、うまく騙し通せていると思い込み、いつまでも同じ過ちを繰り返す。
「なぜだろう。どこがいけないのだろう」
もんもんと悩む日々が続く。
同じような失敗が何度も繰り返され、就職活動が進展しないのです。
一方、面接に通る人は、自己PRも志望動機も、企業ごとに変えます。
企業ごとに特色が異なるため、本来は、企業に応じてアピール内容も修正するのが適切。
手間暇はかかって大変ですが、その意気込みは、採用担当者に伝わります。
企業の特徴に合わせて、自己PRや志望動機を最適化させるため、内容はより具体的になり、訴える力も強くなります。
自己PRや志望動機を使い回すと、面接官はすぐ見抜きますが、逆のパターンも同じです。
企業ごとに準備した内容も、やはり面接官はすぐ見抜き、就労意欲の本気度が伝わります。
企業ごとに自己PRや志望動機を考えるのは面倒に感じるかもしれませんが、必要な努力と考えましょう。
面接官の心を動かしやすくなって、選考の通過率も高くなるのです。