「強みと弱みを挙げてください」
こんな質問をされたとき、どう答えますか。
面接に通る人と通らない人とでは、答え方に違いが見られます。
まず面接に通らない人は、答える順が普通です。
質問されたとおり、強みについて答えた後、弱みについて答える。
もちろんそれでもいいのですが、面接は勝負の場。
さらに工夫の余地があります。
面接に通る人は、答える順がユニークです。
先に弱みについて答えてから、次に強みを答えます。
あえて逆にするのです。
最初に短所を話しても、最後を長所で締めくくれるため、明るく前向きな余韻を残せます。
弱みの印象を緩和しつつ、強みの印象を強調させる効果があるのです。
別の例として「得意なことを3つ挙げてください」という質問があったとします。
面接に通らない人は、やはり普通の順で答えます。
たまたまそのときに思い浮かんだ順で答えます。
一方、面接に通る人は、答える順がユニークです。
どういう順かというと、ランキングの順でいくのです。
「3番目、2番目、1番目」という順で答えます。
答える順に従って、重要度が増すため、話を盛り上げることができます。
面接官の興味関心もぐっと引きつける効果があるため、印象にも強く残ります。
そうした機転を利かせた答え方を心がけることで、知性とユーモアもアピールできるでしょう。