「何か資格を持っていますか」
そう面接官から質問されたとき、面接に通る人と通らない人に違いがあります。
面接に通らない人は、持っている資格をすべて答えます。
持っている資格は、すべて答えたほうが、アピールになるだろうと思っています。
つまり、量でアピールしようとする狙いです。
ところが、面接官は、意外に驚きません。
驚くどころか、困るのです。
たくさんの資格を挙げれば挙げるほど、応募者の人物像がぼやけます。
勉強に熱心であるのはわかるのですが、資格を挙げすぎると、人物像がぼやけるのです。
一方、面接に通る人は、仕事に関係した資格だけ答えます。
面接では、資格の種類が重要です。
IT関係の就職なら、IT関係の資格だけです。
福祉関係の就職なら、福祉系の資格だけです。
仕事に関係ない資格を持っているなら、深く質問してこないかぎり、伏せておきます。
仕事に関係した資格だけ答えることで、人物像を明確にアピールするのが狙いです。
的を絞ったほうが、応募者のやりたいことが明確になり、強みを強調できるのです。
この考え方は、資格だけではありません。
趣味や特技についても同じです。
就職のための面接ですから、できるかぎり仕事に関係した内容を選択するのが得策です。