30代になれば、20代の失敗体験をあらためて整理しましょう。
もちろんただ思い出すのではありません。
失敗体験から学んだ教訓を、明文化するのです。
文章として、はっきり書き表す作業です。
たとえば、20代、上司から簡単な仕事を頼まれたことがあったとします。
そのときは、すでに手をつけている仕事があったため、後回しにしました。
「後でやろう。小さな仕事だからすぐ終わる」と思ったのです。
ところが、後回しにしたばかりにうっかり忘れてしまい、上司に叱られてしまいました。
「こんなことなら、頼まれた瞬間に片付けておくべきだった」と後悔するのです。
あなたにも似た経験があるのではないでしょうか。
このことで得られる教訓があります。
「10分以内で終わる仕事は、その場ですぐ片付けたほうがいい」という教訓です。
こうした20代の失敗体験を思い出し、同じことが再びないよう、行動パターンとして明文化するのです。
明文化された行動パターンは、成功するための行動パターンにもなります。
同じ失敗を繰り返せるのは、20代までです。
30代からは、20代の失敗を生かし、同じ失敗がないようにしなければいけません。
そのためにも、20代に経験した失敗を思い出し、教訓として文章に書き表しましょう。
文章に書き表したとき、あなたの中に法則として叩き込まれ、身につきます。
20代の失敗は、財産です。
20代の失敗を思い出し、30代の成功につながる足がかりにしましょう。