執筆者:水口貴博

30代がしておきたい30のこと

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わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。

わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。 | 30代がしておきたい30のこと

20代までは「わかってほしい姿勢」がありました。

「仕事の苦労をわかってほしい」「寂しい気持ちをわかってほしい」などです。

仕事では上司に気持ちをぶつけ、プライベートでは恋人に気持ちをぶつけていました。

若いときは、自分のことしか考える余裕がありません。

お金がなく、心も余裕がない時期ですから、仕方ありません。

しかし、30代になれば、心の余裕が必要です。

30代から必要なのは「わかってあげる姿勢」です。

上司の気持ちを、わかってあげます。

上司がうるさいことを細かく言ってきても「家族の苦労があるのだろう。責任の重さもあるのだろう」とわかってあげます。

部下の気持ちを、わかってあげます。

部下の仕事が遅くても「自分のペースがあるのだろう。自分なりの方法を模索しているのだろう」とわかってあげます。

パートナーの気持ちも、わかってあげます。

パートナーの機嫌が悪くても「どうしたのかな。何か問題でもあったのかな」とわかってあげます。

実際、誰かの気持ちをわかってあげるのは、大変です。

自分の心に余裕がなければ、できません。

「誰かより、自分をわかってもらいたい」と思うでしょう。

だからこそ、挑戦してほしいのです。

20代のように、わかってほしいばかりでは、年を取った子どものままです。

自分への挑戦です。

心の器を大きくするための課題です。

人の気持ちを理解しようとする姿勢を見せれば、周りの人は「さすがだ。頼もしい」と思うでしょう。

わかってあげる姿勢によって、30代らしい品格が漂います。

難しい挑戦ですが、ぜひ挑戦してみてください。

「わかってほしい」から「わかってあげる」です。

30代がしておきたいこと(17)
  • わかってあげる姿勢を、心がける。
自社の経営に関心を持つと、仕事のセンスが向上する。

30代がしておきたい30のこと

  1. 30代は、自分の人生を振り返る、最初のタイミング。
  2. 当初の計画からずれていたときの、2つのパターン。
  3. 30代は、必ず一度は、焦りを経験する。
  4. 素晴らしい40代を想像しないと、素晴らしい40代はやってこない。
  5. 30代になると、ようやく親と対等に話ができるようになる。
  6. 30代は、親と対等に会話できる最初で最後の10年間。
  7. 親とのわだかまりは、30代のうちに解消する。
  8. 仕事が本当に楽しくなるのは、30代から。
  9. 20代の失敗体験から、教訓を作る。
  10. 自己投資の勢いを、緩めない。
  11. 30代から言い訳が、通用しなくなる。
  12. 素直に過ちを認め、謝り、改善する姿勢を持つ。
  13. 30代らしい風格は、責任から発生する。
  14. 自分を否定するのは、悪いことではない。
  15. これからは「やらないこと」も大切になる。
  16. 部下への教育は、自分への教育でもある。
  17. わかってほしいばかりでは、年を取った子どものまま。
  18. 自社の経営に関心を持つと、仕事のセンスが向上する。
  19. 重荷が増え始める30代。
    大切なことは、不要な荷物を下ろすこと。
  20. 仕事の可能性に行き詰まったときは、転職という道もある。
  21. 「もう年だから」と言うから、余計に老け込む。
  22. 30代に求められる、出会いに行く姿勢。
  23. 「35歳」というキーワードに、振り回されない。
  24. 30代の生活が、繰り返しになっていませんか。
  25. 週に1冊の本、1本の映画、1回の外食。
  26. 「今さら習い事なんて恥ずかしい」と思わない。
  27. 子どもと過ごす時間を逃した後悔をする親は、意外に多い。
  28. 健康診断で気をつけたいのは、基準値からわずかに外れている項目。
  29. あなたは今、国を動かす力を持っている。
  30. 結婚しないことで、得られる幸せもある。

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