30代になって心配になるのは、健康状態です。
30代の健康診断では、何らかの問題が出てくる人が多いのではないでしょうか。
「血圧が高め」「太り気味」「コレステロール値が高め」などです。
問題とはいえ、大きな問題ではなく、小さな問題です。
わずかに基準値から外れているものの、日常生活に差し支えがない程度の問題です。
ここで、どうするかです。
日常生活に差し支えがない程度ですから、慌てる必要はありません。
だからとはいえ「ほうっておけばいい」という意味でもないのです。
「まだ大丈夫。改善は、もう少し悪化してからすればいい」と思うのは、よくありません。
40代や50代になってから改善しようと思っても、手遅れになっている場合があるからです。
たとえば、糖尿病になれば、現代の医療では、正常に戻るのは困難です。
がんになってからの完治は、困難です。
完全に悪くなってから改善しようと思っても、厳しい現実があるのです。
だからこそ、基準値からわずかに外れている項目に注目してほしいのです。
健康状態が傾きかけても、30代ならまだ間に合います。
「傾きかけている」というのは、言い換えれば「まだ救いがある」ということです。
食生活の改善なり、運動の習慣なり、心がけましょう。
悪いところが見つかっても、初期段階なら、改善もしやすくなります。
基準値からわずかに外れているものは、基準値に収まるよう努力することが大切です。
健康状態が傾きかける30代だから、より健康に気を使ってほしいのです。