小学生のころの勉強は、基本が中心でした。
少し勉強すれば、すぐ理解でき、成績もすぐ上がりました。
少しくらいサボっても、一生懸命に勉強すれば、すぐ追い付くことができました。
しかし、中学生になると、そうもいかなくなります。
勉強につまずき始めるのは、中学生からです。
中学生になると、基本的な内容は卒業し、奥の深い勉強が始まります。
応用問題も、たくさん出始めます。
多くの中学生が、ここでつまずくのです。
小学生のころは、誰もが同じような成績でしたが、中学生になると、だんだん差ができ始めます。
中学生は、知識の積み重ねで、勉強が進んでいきます。
基本がわかっていないと、授業についていけなくなります。
一度ついていけなくなると、どんどん取り残されていくだけです。
その結果「勉強のできる生徒」と「できない生徒」という差がつきやすいのです。
大切なことは、わからない問題があったとき、どうするかです。
「何とかなるだろう」と思っているだけでは、なんともなりません。
本当にわからないままになり、余計に自分を苦しめるだけです。
ある程度、ほうっておくと、本当に追い付けなくなります。
心がけるべきは、わからないところをつぶす習慣です。
わからないところがあれば、授業が終わった後、先生に聞きましょう。
わからない問題は、解説をよく読みましょう。
理解できないところは、早めのうちに、クリアにしておくことが大切です。
その積み重ねが、これからの差になります。