人に理解されない世界を、持っていますか。
一言で言えば「変わった趣味」です。
無名作家の読書、変わったアイテムの収集癖、変わった生活習慣などです。
「こんなこと人には言えない。言ったとしても理解してもらえない」と思えることがあれば、大丈夫です。
その趣味は、かなりレベルが高い証拠です。
中学生になると、いろいろな方面に刺激を求め始める時期です。
中学生は、1つや2つ、わかってもらえない世界を持つのが普通です。
刺激を求める生活を送っていると、ある日、自分の性格に一致するものを見つけ、没頭することがあるのです。
ただし、その世界は少し変わっているため、他の人は理解してくれないことが多いのです。
私が中学生のころ「プログラミング」という趣味がありました。
1990年代の初め、父の仕事の関係から「BASIC」というプログラミング言語を知りました。
最初は意味のわからない世界でしたが、次第に全体がつかめ、はまったのです。
プログラミングの世界では、私は王様になれます。
不平不満を言わない機械が、私の言うことを、完全に漏れなく実行してくれるのです。
快感でした。
大人の世界を知ってしまった瞬間でした。
ゲームを作る楽しさより、自分の命令したとおりに動いてくれることに、感動したことを覚えています。
夢中になった結果「スピード」というカードゲームをプログラミングして、使って作ったこともあります。
当時、私のクラスでプログラミングをしていたのは、私だけでした。
というより、学年全体でプログラミングをしていたのは、私だけでした。
プログラミングの話をしても、友人から困った顔をされたことを覚えています。
部屋にこもって、黙々とするイメージがあったためか、人に言いにくい気持ちもありました。
しかし、その趣味に熱中していたからこそ、今はプログラミング言語を使った仕事で、お金を稼ぐことができています。
理解できない趣味が、自分を他の人とは違う才能を見いだしてくれます。
あなたには、そういう趣味がありますか。
誰にも理解できないことを持ちましょう。
こそこそとしていることは、あなたが本当に好きなことです。
そこに人生を変えるポイントがあるのです。