「こんな勉強、将来、役立たないよ」
勉強していると、そう思うことはありませんか。
小学生のころとは違い、中学生になると、日常で使わない知識もたくさん習い始めます。
社会で国の成り立ちや政治の話を聞いても、すぐ自分の生活に生かされるわけではありません。
外国語の勉強をしても「使う場面がない」と思います。
「役立たない」と思うと、勉強する気持ちが小さくなります。
しかし、ここが肝心です。
実のところ、役立たないと思うのは、誤解です。
まだ、役立たないだけです。
将来を先取りして勉強しているため、今はまだ生かす場面がありません。
社会の勉強で出てくる政治の話は、まだ自分に選挙権が与えられていないから、役立たないように感じるだけです。
いずれ自分に選挙権が与えられれば、関係してくる日がやってきます。
外国語の勉強も、まだ外国人の友人がいないから、必要ないと思えるだけです。
海外旅行をするときには、必要になる知識です。
国語の難しい単語や熟語の勉強も、まだ新聞を読んでいないため、役立たないと感じるだけです。
社会人になって仕事を始めれば、どれも必要になる知識です。
中学生の勉強は役立たないように見えますが、長期で見ると、どれも役立ちます。
「いつか役立つ日がやってくる」と信じて勉強するのが、中学生なのです。