中学生では、大きな変化が現れる時期です。
男性なら、声変わりをしたり、ひげが生え始めたりします。
女性なら、胸が大きくなったり、生理が始まったりします。
日に日に自分が変わっていく様子に「自分はこれからどうなるのだろうか」と、思います。
しかも急成長するのは、体だけではありません。
心も急成長します。
自我に目覚め、自意識が強くなります。
人目を気にするようになったり、見栄を気にし始めたりします。
異性への関心が強くなります。
こうした時期のことを「思春期」と呼びます。
中学時代は、思春期です。
心も体も急成長する時期なのです。
しかし、自然に急成長するとはいえ、自分は何もしなくていいわけではありません。
逆です。
心も体も急成長するから、やらなければいけないことがたくさんあります。
成長を促すための行動です。
成長は、促すものです。
成長が激しい時期にどういう過ごし方をするかで、成長の仕方も決まります。
悩むことは、いいことです。
悩むことも、勉強です。
たくさん悩んで、心を成長させていきましょう。
疲れることも、いいことです。
「疲れたなあ」という日がたくさんあって、ちょうどいいです。
疲れているのは、それだけよく体を動かしている証拠です。
さあ、思春期が始まりました。
大いに悩み、大いに運動しましょう。
急成長する中学3年間は、心も体も、大忙しです。
急成長する心と体に合わせ、あなたもやらなければいけないことが、たくさんあるのです。