失敗から得た反省や教訓は、きちんと書き留めておきましょう。
メモでもノートでも何でもいいのです。
日頃から日記をつけているなら、今日のネタとして書き留めておくといいでしょう。
言葉にして記録しておくことは重要です。
しっかり覚えているから大丈夫と思いますが、実際はわかりません。
人は忘れる生き物です。
時間が経てばば、けろりと忘れます。
痛い目に遭って得た反省も教訓も、嵐が過ぎて平穏な日々が訪れると簡単に忘れます。
「そんなこと、あったっけ?」となるでしょう。
痛い記憶も悲しい記憶も、思い出せなくなります。
「自分に限ってそんなことはない」と思うかもしれませんが、それが油断というものです。
つらかったことや苦しかったことは時間が経つと忘れるように、失敗から得た反省も教訓も時間が経つと忘れます。
「もう二度としない!」という心の誓いすら忘れます。
痛い目に遭うことで得た反省や教訓も、忘れてしまえば、なかったも同然です。
反省や教訓を忘れたら、痛い目に遭った意味がありません。
遅かれ早かれ、同じ失敗を繰り返すことになり、余計なトラブルを招くことになります。
「学習能力のない人間だ」と自責の念に駆られるでしょう。
だから書き留めておくのです。
そこで手間を惜しんではいけません。
同じ過ちを繰り返さないためにも、失敗からの反省や教訓は、きちんと書き留めておきましょう。
「もう二度と○○はしない。これからは○○をする」
読み返したとき、過去の反省や教訓を思い出させてくれます。
反省や教訓を忘れていても、読み返せば、感情と共にありありと思い出せるでしょう。
きゅっと気持ちが引き締まり、同じ過ちを繰り返すことなくなるのです。
反省や教訓を書き留めるのはもちろんですが、その限りではありません。
余裕があれば「感情」も書き留めておくといいでしょう。
痛さ、怖さ、悔しさ、恥ずかしさ、情けなさ。
感情が残っているうちに残すことです。
感情をぶつけるように書いてください。
そのときどんな感情で、どれほど苦しかったのか、具体的に書き留めておくことです。
感情も重要なトリガーの1つです。
嵐が過ぎて、平穏な日々が戻ったとき、その記録は必ず役立ちます。
短い言葉であっても、実体験が伴っているので心にじんと響きます。
失敗から得た反省や教訓を振り返ることで、大切なことを思い出させてくれるのです。