生活における大きなトラブル要因にもかかわらず、軽く考えがちなことがあります。
「音」です。
音は見ることも触れることもできません。
生活音があるように、私たちは普段から何らかの音を聞いて生きています。
今この瞬間も何らかの音が聞こえていることでしょう。
音があるのは普通で日常的なことであり、大きく取り上げるほどでもないと思うかもしれません。
だからといって、音を軽視しないことです。
「たかが音ではないか」「音くらい何でもない」と思うところですが、だからこそ盲点になっていることが多い。
その油断や軽視が、思わぬトラブルを招くことがあります。
自分では普通に感じる音でも、他人には不快に聞こえ、周りに迷惑をかけていることがあります。
小さな音であっても、時と場合によっては、人に大きな不快感を与えることがあります。
思い出してください。
ときどきテレビや新聞で騒音トラブルのニュースを見かけることがあるのではないでしょうか。
近隣住民と騒音トラブルや音漏れが原因のトラブルです。
騒音トラブルによる殺傷事件を目にすることもあるでしょう。
音は迷惑の元になります。
音による不快感はトラブルに発展する可能性があります。
音のトラブルは、最悪の場合、生命の危険に及ぶことすらあります。
だからこそ、音によるストレスを軽視しないことが大切です。
まず注意したいのは「大きな音」です。
アパートやマンションでは、隣近所の迷惑にならないよう、十分な防音対策を採っておくのがいいでしょう。
2階以上に住んでいるなら、下の階に響かないよう、ばたばたした歩き方には注意しましょう。
響きやすい床であれば、防音カーペットを検討してみてもいいでしょう。
テレビや音楽を楽しむなら、昼間であっても大音量は控えるのが賢明です。
夜中にテレビや音楽を楽しむなら、イヤホンやヘッドホンなどを利用します。
大きな音に注意するのはもちろんですが、小さな音なら大丈夫とも限りません。
たとえば、音漏れです。
バスや電車でイヤホンをしながら音楽を楽しむことがあるでしょう。
音漏れは小さな音ですが、耳障りに聞こえるため、公共の場では周りに不快感を与える原因となります。
イヤホンやヘッドホンをしていても、ボリュームに注意することが大切です。
一言で音と言っても、さまざまな種類があります。
椅子の「ギイギイ」という音、タイピングの「カタカタ」という音、食べるときの「クチャクチャ」という音。
こうした小さな音も、時と場合によっては周りにうるさく聞こえてしまい、不快感を与えることがあります。
生活上どうしても音が出るのは仕方ありませんが、できるだけ注意することならできるはずです。
人生のトラブルを減らすためには、音に対する注意意識を高めておくことが大切です。
大きな音はもちろんですが、小さな音も要チェックです。
自分が原因で出ている音に注意を向け「周りの迷惑になっているかな」と思うことがあれば、配慮するのが得策です。
「たかが音」と軽視せず、きちんと注意しておくことが大切です。