自分の身の回りを振り返ってみましょう。
「借りたままになっているもの」はありませんか。
「あるはずがない」「ないに決まっている」と思うかもしれませんが、決めつけはよくありません。
思い込みの可能性もあります。
初心に返るような気持ちになって、一度じっくり振り返ってみてください。
じっくり身の回りを振り返ってみると「そういえば!」と思い当たるものがあるかもしれません。
人間は忘れる生き物です。
借りたときは覚えていても、しばらくすると借りたことを忘れることがあります。
気づくと、返却しないまま放置状態になっていることは珍しくありません。
笑ってしまうようですが、実によくある話です。
もちろん借りたままになっているのはよくありません。
心当たりが見つかれば、今すぐ返却です。
1日でも1時間でも早く返却をしましょう。
借りているものは、返すのがマナーです。
安物の傘であろうと、ぼろぼろの古本であろうと、借りているものなら返さなければいけません。
たとえボールペン1本であっても、きちんと返すことが必要です。
物によっては延長料金がかかるものもあります。
お金を払いたくなくて放置していると、ますます延長料金が加算されます。
延長料金がかかるものなら、なおさら一刻も早く返すことを心がけてください。
特にお金の貸し借りは要注意です。
借りた側は忘れていても、貸した側は覚えているもの。
小さな金額であっても、借金は借金です。
放置していると、お金のトラブルに発展して、人間関係にひびが入ることがあります。
貸した側は「まだ返してもらっていない」とずっと気になっていて、不満を感じているでしょう。
借りているなら、きちんと返しましょう。
ずいぶん長く借りたままになっているお金なら、利子をつけて返すことも検討してください。
借りたものを返すことで、あなたに新しい風が舞い込んできます。