執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

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お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。

お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

食事中、お手洗いに行きたくなるときがあります。

食事中にお手洗いの立つのは、基本的にいいことではありません。

せっかくのおいしい食事の味や雰囲気を損ねてしまうためです。

レストランでは食事の味だけでなく、香りにも気を配っています。

おいしい食事は、味だけでなく、香りも素晴らしいものです。

一度、お手洗いへ行くと、悪臭が邪魔をして、味が損なわれてしまいやすいのです。

もし友人と同席なら、会話の流れを妨げる可能性もあるでしょう。

せっかく会話が盛り上がったところで席を外されると、雰囲気が崩れてしまいやすくなります。

したがって、できるだけお手洗いは控えるようにするのが、基本的なマナーです。

しかし、そうは言っても、お手洗いに向かいたいときがあるでしょう。

食事中、膝の上に置いているナプキンですが、お手洗いなどで中座をする際、どうすればいいのでしょうか。

椅子の上にナプキンを置くのが正解です。

ナプキンの中央を持って、三角の状態にして、椅子の上に置きます。

「まだ食事中です」という店員へのサインになるのです。

また、別の表現として「ナプキンを椅子の背もたれにかける」という方法もあります。

マナーとしては違反ではありませんが、あまりおすすめはしません。

同席者がいると、汚れのついたナプキンが視界に入ってしまい、不快にさせる場合があるためです。

わざわざ椅子の上に置くのは、同席者の視界に入れないための工夫なのです。

西洋料理の基本テーブルマナー(6)
  • 食事中、お手洗いに行くときは、ナプキンをたたんで、椅子の上に置く。
ナプキンをつけるタイミングと付け方。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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