執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

23

音を立てずに食事をするのが、エレガント。

音を立てずに食事をするのが、エレガント。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

欧米のテーブルマナーでは、食事の際、できるだけ音を立てないように心がけることが大切です。

ナイフとフォークで、かちゃかちゃと音を立てる。

スープを飲むとき、ずるずる音を立てる。

椅子を引くとき、ぎいぎいと音を立てる。

こうした音は、食事の雰囲気を壊してしまうので、よくありません。

西洋のテーブルマナーでは、全般的に音を控えるようにするのがマナーです。

もちろん多少の音は仕方ないのですが、できるだけ音を立てないように心がけることが必要です。

では、どうすれば音を小さくできるのでしょうか。

1つコツがあります。

「ゆっくりした動作」を心がけることです。

急いで食事をしようとすると、ナイフやフォークの扱いが乱暴になり、音が大きくなりがちです。

そこで食事の動きを、ゆっくりにしてみましょう。

たとえば、動きの早さを半分にしてみましょう。

ゆっくりした動作になれば、同じ動きであるにもかかわらず、品が出てきます。

同時に、食事の際の音も小さくなります。

このことで、音が小さくなるだけでなく、食事を長く楽しむこともできるようになるのです。

西洋料理の基本テーブルマナー(23)
  • ゆっくりした動作を心がけ、音を立てないように食事をする。
喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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