執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

2

テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。

テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

「マナー、マナー」と意識をするのは、まだマナーが身についていない証拠です。

身についていないから、意識をするのです。

私がテーブルマナーを勉強し始めたころがそうでした。

「失敗すると嫌だな」

「これで正しいのかな」

「おかしくないかな」

食事中、緊張や不安のため、おなかが痛くなったくらいです。

正直なところ、テーブルマナーにばかり意識が向いてしまい、食事を味わえず、友人との会話を楽しめなかった時期がありました。

それはそれで仕方ありません。

私の場合、余裕がなく慣れていないのがいけないのです。

大切なことは、テーブルマナーを意識しないくらい慣れてしまうことです。

そういう「特訓期間」を設けると、最も早く身につけられるでしょう。

めったにレストランへ行かなければ、テーブルマナーを勉強してもすぐ忘れます。

時間をあけるからいけないのです。

テーブルマナーは、体で覚えるものです。

体の記憶は、覚えるには少し時間がかかりますが、覚えてしまえば忘れません。

集中的に学ぶのが一番です。

自動車の運転免許を取るように、短期間で連続してレストランに向かいましょう。

たとえば、毎週金曜の夜は、高級レストランでの食事はいかがでしょうか。

これは実際に私がやっていた方法です。

高級レストランでの食事代は「研修費」と思えばいいでしょう。

自分を磨くためにお金を出して、セミナーへ向かっていると考えるのです。

金曜の仕事帰りは、自分へのご褒美としてレストランで食事をするのです。

毎週繰り返しテーブルマナーに触れる機会があると、覚えるのも身につくのも早くなります。

これを3カ月続けてみましょう。

集中して触れる機会があると、あっという間にマスターできます。

西洋料理の基本テーブルマナー(2)
  • 毎週金曜日の夜は、高級レストランで食事をする。
欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

同じカテゴリーの作品

2:29

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION