執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

22

ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。

ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

肉を切るときに、フォークを使って切ろうとする人がいます。

小さな肉や柔らかい肉なら、フォークで軽く押さえつけるだけで切れます。

とはいえ、面倒だからフォークで切ってしまおうというのはいけません。

こうした使い方は、よくありません。

フォークの間違った使い方です。

ナイフとフォークの使い方が、ごちゃごちゃになっています。

ナイフは切るためのもの。

フォークは食べ物を刺し、口に運ぶためのものです。

ライスを食べるときも、フォークを使います。

「そんなこと、わかっているよ」

そういう人に限って「少しくらいいいだろう」と油断し、ナイフとフォークの使い方を曖昧にすることが多いのです。

カトラリーの役割を崩すのは、マナー違反です。

ナイフはナイフとして使い、フォークはフォークとして使う。

間違った使い方によって、皿やカトラリーを傷つけてしまいかねません。

いま一度、役割を心に留めて使うようにしましょう。

西洋料理の基本テーブルマナー(22)
  • ナイフは切るために使い、フォークは食べ物を刺して、口へ運ぶために使う。
音を立てずに食事をするのが、エレガント。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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