執筆者:水口貴博

西洋料理の30の基本テーブルマナー

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フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。

フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。 | 西洋料理の30の基本テーブルマナー

友人と食事をしていると、なぜか友人が食べているもののほうがおいしく見えることはありませんか。

人間とは不思議なものですね。

他人のものが、何でもよく見えてしまうのは、人間の心理なのかもしれません。

面白いことに、相手も同じことを思っていたりするのです。

そこでよくありがちなのが「料理のシェア」です。

「ちょっと料理を交換しようよ」

出てきた料理を交換して、仲間とシェアしようとします。

皿を交換したり、皿の上の一部を交換したりなどです。

カジュアルなレストランなら、まだ許されます。

カジュアルなレストランは、来店客に子どもや若者が多い前提ですから、ある程度は許容してくれるでしょう。

しかし、フォーマルなレストランでは、やはり大人の雰囲気を大切にします。

相手の皿に手を差し出して食事を取ろうとすると、焦りや横取のような様子に見えやすいため、上品ではありません。

相手の料理がおいしそうに見えても、できるだけ控えるようにしましょう。

もし「どうしてもシェアしたい」という場合には、給仕を呼んで、シェア用の取り皿をいただきます。

その際も、自分で取り分けるのではなく、給仕に取り分けてもらうのがマナーです。

西洋料理の基本テーブルマナー(17)
  • 料理をシェアしたいときには、給仕を呼んで、取り分けてもらう。
食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。

西洋料理の30の基本テーブルマナー

  1. テーブルマナーは、先人たちの知恵の結集だ。
    すべての動きに意味がある。
  2. テーブルマナーは集中して学んだほうが、身につきやすい。
  3. 欧米テーブルマナーは、面倒くさいようで、慣れてしまえば実は楽。
  4. 自分たちで席を勝手に決めない。
  5. レストランの壁側の席は、上席。
  6. お手洗いで席を外すときのスマートなナプキンの置き方。
  7. ナプキンをつけるタイミングと付け方。
  8. 奥が深いナプキンをつける理由。
  9. テーブルクロスが長いと、足元の緊張が緩みがちになる。
  10. 熱い飲み物を飲むとき、息を吹きかけたりすすったりしないこと。
  11. 「食事中」のサインは、皿の上でカトラリーを「ハの字」に置く。
  12. レストラン内では、携帯電話の電源を切るのがマナー。
    もしくはマナーモードにする。
  13. 食事が出てくるまで待っているときの一番かっこいい姿勢。
  14. 食事が出るまでの間で許されるのは「手帳の確認」と「読書」まで。
  15. 食事が終わり、皿を下げてほしいときのサイン。
  16. 食事中のげっぷ・くしゃみ・おならは、できるだけ控える。
  17. フォーマルなレストランの場合、仲間と料理を分け合うのはマナー違反。
  18. 食事中、友人との会話が盛り上がるのは、実は隣のお客さんの協力があってこそ。
  19. フィンガーボールの水は、指を洗うもの。
  20. ずらりと並んだナイフとフォークは、外側から使えば間違いない。
  21. 落としたナイフやフォークを、自分で拾わない。
  22. ナイフとフォークの使い方をごちゃごちゃにしない。
  23. 音を立てずに食事をするのが、エレガント。
  24. 喫煙が許可されているレストランであろうと、食前・食事中の喫煙は控えること。
  25. どぎつい香水やオーデコロンは、食欲を減退させる。
  26. ご飯を食べるときのフォークの正しい使い方。
  27. 汚い話や下ネタは、レストラン内では控えること。
  28. 食事中に避けるべき、見落としやすい話題とは。
  29. 取りたいものがあっても、人前に手を差し出さないこと。
  30. 食事が終わった後のナプキンのたたみ方。

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