執筆者:水口貴博

部下を叱る30の方法

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叱られ上手は、叱り上手になる。

叱られ上手は、叱り上手になる。 | 部下を叱る30の方法

私はこれまで、叱られた経験は、山ほどあります。

子どものころは両親から毎日のように叱られ、学生時代も先生からはよく叱られていました。

社会人になって新人時代も、ほかの人よりよく叱られていた気がします。

叱りやすい性格だったのかもしれません。

今この文章でもそうですが、昔からYESかNOをはっきり話をする性格なので、叱られるときもよくありました。

とにかく叱られた経験なら、山ほど思い出せます。

バーゲンセールができるほどです。

そういう厳しい環境だったからこそ、今の水口貴博があると思っています。

にもかかわらず、叱る方法という今回の作品は、すらすら書けた作品の1つです。

なぜ、すらすら書けたのか。

笑ってやってください。

私はこれまで山ほど叱られた経験があるからです。

実は、上手な叱り方というのは「叱る立場」より「叱られる立場」のほうがはるかにわかりやすいです。

上手に叱ることができているのかどうかの判断は、叱られる立場になってみないとわからないからです。

一方、叱っている側は、叱られている側の気持ちや感じ方を確認しにくい。

私はこれまで数多く叱られた経験があるため、上手だなと感じる叱り方も経験があります。

今回は、そういう上手に叱ってくれた両親・恩師・上司などを思い出しながら書いたから、すらすら書けました。

子どものころよく叱られた人は、大人になってから役立ちます。

私は今、職場でリーダーになって部下を指導することがあります。

そんなとき、たくさん叱られた経験があるので、上手な叱り方をしやすいです。

たくさん叱られ、上手な叱り方のサンプルが頭の中にたくさん入っています。

これまで上手に叱ってきた人たちを真似しているからです。

「自分の人生はなぜこんなに叱られてばかりなのだろうか」と思っている人は、安心しましょう。

今はつらいかもしれませんが、大人になってから役立ちます。

いずれ自分が職場で部下を持つようになれば、叱ることもあるでしょう。

家庭を持って親になれば、子どもを叱るときがやってきます。

そのとき必ず役立ちます。

叱られ上手は、叱り上手になります。

部下を叱る方法(1)
  • たくさん叱られて、上手な叱り方を会得する。
相手を落ち込ませるような叱り方は失格。

部下を叱る30の方法

  1. 叱られ上手は、叱り上手になる。
  2. 相手を落ち込ませるような叱り方は失格。
  3. ミスをしたタイミングで指摘するのが、一番いい。
  4. 大勢の前で叱らない。
  5. 叱るときには、2人になるのがベスト。
  6. 自分の都合で叱らない。
  7. 感情的に叱らない。
  8. 叱る前に、状況をよく確かめる。
  9. お説教は、短いほどためになる。
  10. 指摘がいくつかあるときは、最初に指摘数を伝え、短く絞る。
  11. いつまでも過去の過ちを言い続けない。
    昔の話を引っ張り出さない。
  12. 人格を否定する言葉は使わない。
  13. 厳しい指摘は反抗される。
    明るい指摘は受け入れてもらえる。
  14. 叱るときは、腰を低く、丁寧な態度になる。
  15. 他人と比べて、叱らない。
  16. 追い込むように叱ると、泣けてくる。
  17. 肯定から始まると、後に続く言葉も受け入れやすくなる。
  18. クッション言葉を使えば、上手に叱ることができる。
  19. 理由のない指摘では、部下は納得しない。
  20. 一瞬で終わらせるお説教は、注射と同じ。
    痛い時間が短いからこそ、よく効く。
  21. 「こら!」という言葉を使わないように心がける。
  22. ひどく叱っても、普段どおりに接するよう心がける。
  23. 管理者を通して指摘をすれば、上司と部下の関係にひびを入れなくて済む。
  24. 手紙やメールを使えば、落ち着いてメッセージを伝えやすい。
  25. 「しなさい」より「しましょう」。
  26. 叱るときこそ、部下に発言をさせる。
    部下を叱るとき、一方的に上司から部下へと叱っていませんか。
  27. 「絶対に間違えるな。
    失敗するな」と言われると、部下は余計に緊張する。
  28. 最もミスが少なくなるのは、リラックスしているときだ。
  29. にこにこしながら口にする言葉は、ありがたく聞こえてくる。
  30. どんなに感情的になっても、暴力だけはふるわない。

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