執筆者:水口貴博

成功するための30の勉強力

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どんな旅行ブックより、現地の人ほど詳しい人はいない。

どんな旅行ブックより、現地の人ほど詳しい人はいない。 | 成功するための30の勉強力

私が韓国旅行にいったときです。

節約のためにモーテルに泊まろうと思い、ホテルを予約せずに向かったことがありました。

モーテルとは「motor」と「hotel」との合成語からできた言葉で、もともとは自動車旅行者のための宿泊所です。

もちろん自動車旅行者ではなく、一般の人も宿泊できます。

そのため、一般的なホテルほど、清潔感も備品もサービスもありません。

一言で言えば「寝られればそれでいい」という人向けの格安の宿です。

ホテルと比べて圧倒的に格安なので、私は韓国旅行もモーテルで泊まろうと思いました。

普通は旅行に行くとき、現地のホテルや旅館を予約してから向かいます。

たとえ慣れている国内でも、泊まるところがないまま向かうのは不安になりますが、海外ならなおさらです。

やってみればわかりますが、ホテルを予約せずに海外旅行に行くのは、独特の緊張感があります。

「もし、どこも満室で泊まれなかったらどうしよう。橋の下で寝ようかな」という妄想が広がります。

韓国に到着してモーテルを探してみたところ、思っていた出来事が起こりました。

ちょうど大型連休と重なっていたため、尋ねるモーテルはどこも予約でいっぱいでした。

何件も宿を尋ねましたが、どこも「満室です」と断られます。

大きなホテルなら空き部屋はありますが、宿泊できるほど大金を持ってはいません。

宿を探すために時間をかけてしまい、半日くらいつぶれてしまい、泣きそうになりました。

「こんなことになるんだったら予約しておくべきだった」と後悔しました。

10件目くらいの宿で「満室なんです」とまた断られ、私の表情がよほど暗かったのでしょうか。

ちょうど隣り合わせにいた日本語を話せる韓国人が、話しかけてきました。

「ちょうどこの時期はどこもいっぱいだからね。近くに安くていいところがあるよ」と言って、指を差して紹介してもらいました。

ちょうど歩いていける距離だったので「物は試しで行くだけ行ってみよう」と向かいました。

大通りから外れた、細い道を曲がって進み、奥に隠れるようにあるわかりにくい場所でした。

そのわかりにくい場所のせいなのか、その宿は空室が目立ちます。

なおかつ、モーテルとは思えないくらいよくできた宿でした。

ベッド・冷蔵庫・テレビ・ビデオ・シャワーなど、ひととおりの設備はあって、寝るには十分すぎるほどです。

また「オンドル式」という床が暖かい、韓国独特の部屋の作りでした。

これだけそろって、1泊わずか3,000円という格安です。

「これはいいところを見つけたぞ」と思い、急に得をした気分になりました。

旅行ブックにも載っていましたが、本の隅に小さく書かれているだけでした。

文面では、まさかこんな穴場だとはわかりません。

思えば当然のことで、やはり現地のことは、現地の人が一番詳しいです。

どんなに詳しい旅行ブックも、現地に住んでいる人に聞くと、実際の情報を聞けます。

困ったときには、ガイドブックを読むより、現地の人に直接聞くという方法を学んだ珍道中だったのでした。

成功するための勉強力(20)
  • 困ったときには、現地の人に聞いてみる。
「早起き」という言葉を使うのが恥ずかしいくらい、当たり前の習慣にする。

成功するための30の勉強力

  1. 勉強は、結果が出るまでに時間がかかる。
  2. 勉強をして一番変わるのは「雰囲気」である。
  3. 信号の赤を、チャンスに変える。
  4. アドバイスを求める人ほど行動せず、アドバイスを求めない人ほど行動している。
  5. 「気になる」という気持ちがあるうちに、調べる癖をつける。
  6. 暗い夜に考えていると、気分も暗くなる。
    明るい朝に考えていると、気分も明るくなる。
  7. 「頭がいい」とは、そういう「事実」ではなく「姿勢」である。
  8. 勉強をすれば、喧嘩が減る。
  9. 勉強をしてから目的を決めるのではない。
    先に目的があって勉強する。
  10. 一度しかない人生を悔いなく生きないと、本当に悔いてしまう。
  11. スピードを出しているうちは、疲れを感じない。
  12. 権威のある辞書があると、自信がつく。
  13. 辞書の面白さとは、引くつもりのなかった言葉を引くこと。
  14. 悩みと疑問を抱いているときが、勉強をする最適な時期。
  15. 勉強をする場所は、机の前だけではない。
  16. 遠くへ行けば、旅行になった気になっていませんか。
  17. 勉強のために、文系や理系という区切りは必要ない。
  18. 「何を知るか」より「どう使うか」のほうが大切。
  19. 初めてあったときに、次に会う約束をする。
  20. どんな旅行ブックより、現地の人ほど詳しい人はいない。
  21. 「早起き」という言葉を使うのが恥ずかしいくらい、当たり前の習慣にする。
  22. 今日勉強していることが、未来のあなたを形作る。
  23. 難しい言い回しを使わない努力をすればするほど、知性的になれる。
  24. 本当の知性とは、面白さに気づけること。
  25. 一番前の席が、一番勉強ができる。
  26. 時間術を学ぶ時間があるなら、仕事を当たり前に進めたほうが早い。
  27. 友人と一緒に勉強会を開かない。
  28. 完璧な英語を求めると、話せない。
    不完全な英語でいいと思えば、話せるようになる。
  29. 目的地にたどり着くためには、2つの把握が必要。
  30. 1,000冊以上読んで学んだことは「本を読む暇があれば行動しろ!」という悟りだった。

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