私の手帳には、最後のページに特別なメモをしています。
気の利いた行動です。
実際に恩師や上司からされた「気の利いた行動」をメモにして、たくさん蓄積しています。
折を見て、その手帳を読み返します。
すると、そのときの光景が脳裏によみがえり、嬉しさが再現されます。
自分も、そういう気の利いた行動をしたくなります。
気の利く行動は、まず自分が受け身になって体験することが一番です。
体験できたときには、すぐメモを取る習慣を身につけましょう。
人間は忘れやすい生き物ですから、メモは必要です。
ノートにでも、日記でもかまいません。
文字として残すことが大切です。
できれば、体験した直後に書きとめておくといいでしょう。
体験直後のほうが、記憶もはっきりしていますから、具体的にメモしやすくなります。
手を動かして書けば、より頭に強く残り印象的になるでしょう。
またメモを取ることで、ほかの人へも伝えやすくなる利点もあります。
たとえば、私の手帳に記している気の利いた行動を、ここで紹介して、今あなたに伝えることができています。
自分が嬉しかった出来事は、周りの人に紹介することです。
人の悪口は周りの人に言い散らしてはいけませんが、人の気の利いた素晴らしい話は、周りの人に紹介してかまいません。