執筆者:水口貴博

気が利く人になる30の方法

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花粉症で困っている人に、そっとティッシュを差し出す。

花粉症で困っている人に、そっとティッシュを差し出す。 | 気が利く人になる30の方法

私が花粉症で、くしゃみを何度もしていたときのことです。

仕事で確認しなければいけない資料が机の上にあるので、下を向きます。

下を向くと鼻水がだらだら出そうになるので、すぐ少し上を向きます。

上を向くと、机の上にある資料が見えなくなります。

鼻水が引けば下を向いて仕事を始めますが、そのうち鼻水がたれてきます。

鼻水がたれてくるので上を向いたり、資料を見るために下を向いたり、頭を上下に動かします。

上を向けば仕事ができない。

下を向けば、鼻水が出る。

困り果てた状況です。

そのうえ、他人から見れば、かなり危ない動きです。

そこで「上を向きながら下を見る」という方法に切り替えました。

鼻水をたれずに、資料を見ることができます。

しかし、これをする欠点は、相当危ない顔になってしまうことです。

そんな危ない動きや、危ない表情をしている私を見るに見かねて、隣に座っている人が、そっとティッシュを差し出してくれました。

私がつらそうにくしゃみをして、上を向いたり、下を向いたりしている様子を見て、気を使ってくれたのです。

もちろん私は大助かりでした。

そっとティッシュを差し出したその姿が、上品に見えました。

こういうアプローチは、スマートでかっこいいものです。

最初から自分でティッシュを使っていればよかったのですが、苦しんでいるときは、視野が狭くなります。

ティッシュを使うという当たり前のことも、忘れてしまうのです。

そういうときに気を利かせてくれる人がいると、助かります。

あなたの周りに、花粉症でくしゃみをしている人はいませんか。

そんなとき、あなたが持っているティッシュを、そっと差し出してあげましょう。

ティッシュを差し出してくれて、喜ばない人はいません。

ささいなことですが、これだけで喜ばれるのです。

気が利く人になる方法(7)
  • 鼻水が出て困っている人に、そっとティッシュを差し出す。
立場を交代すると、相手の気持ちがわかるようになる。

気が利く人になる30の方法

  1. 人に喜んでもらうために、気が利く人になろう。
  2. まずは、受け身が大切。
  3. 気の利いたサービスを受けたとき、メモに残す習慣を身につける。
  4. ゲーム感覚でもいい。
    相手がしてほしいことを推察しよう。
  5. 大変そうな人を見て「大変そうですね」と話しかけるだけでいい。
  6. 当たり前の言葉をかけるだけでいい。
  7. 花粉症で困っている人に、そっとティッシュを差し出す。
  8. 立場を交代すると、相手の気持ちがわかるようになる。
  9. いきなり相手の立場になるのではなく、まずお手伝いから始めればいい。
  10. 気の利く人になることは、連想ゲームの達人になること。
  11. むかつく人との出会いは、自分の器を大きくするチャンス。
  12. 気の利く人は、誕生日前にプレゼントを贈る。
  13. 「気が利く」とは、少し早めに行動すること。
  14. ささいなことや情報の積み重ねが、大きな仕事の土台になる。
  15. 言いにくい言葉を言えるのが、本当の友人。
  16. 気が利く人は、料理の取り分けを積極的にする。
  17. 誰もが嫌がるエレベーターのボタンを、押す人になろう。
  18. 手伝う人が、手伝われる。
  19. 気の利かない人は、だらだら長いのがかっこいいと思っている。
  20. 見えないところは、どうやって褒めていけばいいのか。
  21. 気の利く人は、残らないプレゼントを贈る。
  22. 気の利かない人は、クレームを人に言わせる。
    気の利く人は、クレームを自分で言う。
  23. 気の利く人は、次の人のことを考える。
  24. 思いやりのある人間社会の土台は、気を利かせ合うこと。
  25. 相手のことを考えて「まとめて一緒に」という習慣を身につけよう。
  26. 謝らないと、禁煙席に座れない?
  27. 気が利く人は、わざと負ける。
  28. 気を利かせて、バックアップを取っておく。
  29. 気の利く人は、予備の傘を会社に置いている。
  30. 気を利いた行動をする人が1人いれば、どんどん増えていく。

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