仕事の打ち合わせで、クライアントと一緒に食事に行くことがあります。
特に中華料理では、お決まりの光景です。
大皿1つに大きな料理が出て、小皿で分けるというシチュエーションはよくあることです。
大きな皿に料理が出れば、それぞれが、小皿で自分の分を分けるようにします。
こういう場合「取り分ける」という作業が、会話の妨げになる場合があります。
話が盛り上がれば、食事を取り分ける暇がなくなります。
食事を取り分けようとする行為が、会話の妨げになる場合もあります。
だからとはいえ、せっかく出てきた料理に手をつけないと、料理も冷めてしまいます。
会話を楽しみ、かつ、料理も楽しむために「取り分ける」という面倒な作業を乗り越えなければいけません。
そんなとき、あなたが気を利かせて、ほかの人たちの分を取り分けてあげればいいのです。
気の利く人は、一緒に食事に行ったとき、料理の取り分けを積極的にします。
仕事の話に専念して会話の妨げにならないように、食事を取り分けるのです。
目立ちませんが、そうした存在は、社内で必要とされます。
会話に華を咲かせている陰で、あなたの「取り分ける」という作業が役立つのです。