気の利く人は、傘をあえて会社に1本置いています。
その傘は、予備の傘です。
会社に予備の傘を1本置いていると、さまざまな場面で役立つからです。
私もそうしていますし、あなたもそうしたほうが、必ず役立つことを保障します。
たとえば、朝の通勤時は晴れていたけれど、帰りは雨だったことがあります。
「天気予報では、晴れると言っていたのに……」
いくら天気予報でも、予想ですから、外れることもあります。
行きは晴れですから、傘は持っていません。
しかし、会社に予備の傘を置いていると、帰りに困ることはありません。
先のことを考えて、予備の傘を置いているのです。
また「行きは晴れ。昼間は雨。帰りは晴れ」という特殊な状況もあります。
行きも帰りも晴れですから、傘は不要です。
問題になるのは、昼間です。
昼食を食べに外へ出かけるときには、傘が必要ですね。
また自分が外に出る用事がなくても、同僚が少しした用事で外に出ることがあるかもしれません。
そんなとき、あなたが余分に傘を1本持っていれば、同僚を救えます。
このように会社に余分に傘を1本置いていると、さまざまな場面で役立つのです。
気の利く人は、予備の傘を会社に置いているのです。