執筆者:水口貴博

部屋をきれいに整える30の方法

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必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。

必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。 | 部屋をきれいに整える30の方法

あなたは、予備をいくつ持つタイプですか。

トイレットペーパーの予備、洗剤の予備、鉛筆の予備、消しゴムの予備。

予備には、さまざまな種類があります。

たしかに予備があれば、突然必要になったとき、困らずに済みます。

しかし「予備」は、曖昧です。

予備を意識し始めると、悪循環が始まります。

「あれも予備が必要。これも予備が必要。それも予備が必要」

あらゆるものにおいて、予備が必要ではないかと、思えてくるのです。

完全を意識すると、切りがありません。

予備をたくさん持つほど、整理整頓の手間も増えます。

今すぐ使うものより、いつか使う予備のほうが多くなります。

部屋の掃除を妨げてしまうのです。

どうしても必要な予備は、必要最小限に抑えることが大切です。

予備を持つときは、もう一度、よく考えてみましょう。

「これは本当に予備として必要な物なのか」と、自問自答をするのです。

物によっては、いっそのこと予備を買わないのも、賢い選択です。

必要になれば、そのときに買えばいいのです。

たとえば、歯ブラシや歯磨き粉の予備は、必要になったら、近くのコンビニですぐ買えます。

24時間営業の店で販売されているものは、予備を持つ必要がないものの1つです。

困ることがあっても、すぐ手に入れられるなら、普段から予備を持つ必要がありません。

あるいは、友人から借りるのもいいアイデアです。

その一方、予備が必要な物もあります。

たとえば、けがの治療に必要な道具や薬などは、予備を持つ必要があります。

いざというとき、1分1秒でも早く準備が必要であり、不足が許されません。

こうした判断基準を、自分なりに持つことが大切です。

部屋の広さは、有限です。

予備を否定しているわけではありませんが、必要最小限に抑えることが大切です。

本当に必要な物だけ予備を持つように、いま一度、強く意識してみましょう。

ずいぶん部屋のものの量が減るはずです。

部屋をきれいに整える方法(16)
  • 予備は、必要最小限に抑えるようにする。
見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。
目に見えないあの存在を忘れていませんか。

部屋をきれいに整える30の方法

  1. きれいな部屋とは、整理整頓された部屋のこと。
  2. 整理整頓は、縦より横のほうがうまくいく。
  3. 「かわいい」ではなく「きれい」になるための条件。
  4. 本当にきれいな部屋には、においがない。
  5. きれいな色とは、白のこと。
  6. きれいさを演出する人は、ごみ箱の色にこだわる。
  7. ごみ捨てのときのことも考え、ごみ袋は透明色にすることが大切。
  8. きれいにするためのキーワードは「統一感」。
  9. 椅子に座る部屋なのか、床に座る部屋なのかを、はっきりさせる。
  10. 何気ないごみ捨ての習慣は、その人の考え方が反映されやすい部分。
  11. 朝日が、部屋のきれいさの鍵を握る。
  12. 「念のため」を捨てるだけで、部屋がきれいになる。
  13. 一人暮らしが、1つのテーマを作り上げる。
  14. 1年間着なかった服は、必要のない服。
  15. 空気は、雰囲気。
    空気を入れ替えると、雰囲気が入れ替わる。
  16. 必要な分だけ買うことで、整える手間を最小限に抑える。
  17. 見た目だけのきれいさにこだわりすぎない。
    目に見えないあの存在を忘れていませんか。
  18. 複数の人と住むときは、部分ごとではなく、部屋ごとに担当を決める。
  19. お客さんの訪問が、掃除のやる気を駆り立てる。
  20. 疲れる部屋は、色の濃い部屋だ。
    原色が目に負担をかける。
  21. 部屋の色が、住む人の心に影響を与える。
  22. 掃除は、一気に進めるほうが、うまくいく。
  23. 褒められる快感が、掃除を習慣にさせてくれる。
  24. 直接光は、かっこいい光。
    間接光は、優しい光。
  25. 寝心地をよくしたければベッド。
    部屋を広く使いたければ布団。
  26. 部屋のマナーのしっかりした人は、帰り際に後片付けができる。
  27. 部屋がきれいな人は、心もきれい。
  28. シンプルこそ、きれいさの基本。
  29. 布が部屋の柔らかさを作り上げる。
  30. 部屋の状態は、住んでいる人の心の状態。

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