部屋の色が、住む人の心に影響を与えます。
明るい色は、住む人を明るくさせます。
暗い色は、住む人を暗くさせます。
落ち着いた色は、住む人を落ち着かせます。
部屋の色をコーディネートするときに、まずあなたはどんな気持ちで部屋に住みたいか考えましょう。
明るい気持ちになりたければ、明るい色で決まりです。
落ち着いた気持ちになりたければ、落ち着いた色しかありません。
心理学で、こんな実験がありました。
ある部活動の部室に設置しているライトを、明るいオレンジ色から、暗い青色に変えたそうです。
そうすると部員が次々と、体の不調を訴えるようになりました。
これは、暗いライトのために、血色が悪く見え、不調でなくても不調であるように見えたため、本人の心にまで影響を与えたのです。
ライトが暗いと、肌が暗くなり、心まで暗くしてしまうのです。
色の力を侮ってはいけません。
どの色を選ぶかによって、住む人の心の状態まで影響させてしまうのです。
ちなみに私の部屋の壁と天井は、白い色にしています。
カーペットは、淡い茶色です。
バスルームだけは特別で、ピンク色にしています。
友人は「女の子と住んでいるの?」と言いますが、私は一人暮らしです。
ピンクの理由は、まったく別のところにあります。
ピンク色は、活力を与える色です。
1日の終わりにはお風呂に入ります。
たいていお風呂に入るときは、すでに疲れています。
そうしたとき、ピンクに囲まれていることで、疲れを吹き飛ばしてくれる効果があるのです。
肌の血色もよく見え、実際に体調が悪くても、体調がよいように見せてくれる効果があるのです。
バスルームのカーテンをピンク色に変えて以来、明らかに体調が悪くなる回数が少なくなりました。
今の私の元気は、そんな部屋の色たちのおかげでもあるのです。