部屋が汚く散らかっている原因は、住んでいる人の生活リズムが崩れているせいかもしれません。
部屋に住んでいる本人の体内時計がずれていて、部屋の中も散らかっていることもあります。
私も昼夜逆転の生活を送ったことがあります。
中学生のころの話です。
当時、完全に生活サイクルが狂っていました。
普通の生活サイクルでは、朝に起きて布団をたたみ、昼は勉強、夜は部屋でゆっくりいう生活サイクルです。
生活サイクルがしっかりしていると、部屋の中の状態も1日サイクルで動きます。
ところが昼夜逆転の生活になってしまうと、朝昼に布団でごろごろしています。
ですから起きてもなかなか布団をたためず、いつが勉強時間で食事の時間か、ゆっくりする時間か、本人さえもよくわかりません。
私は一番適当な生活サイクルを中学のときから、ずっと探し続けていました。
一生付き合う「睡眠」というテーマの答えを早くに見つけたほうが、早くに人生うまく軌道に乗れると思ったからです。
長い実験生活の中、私がついに見つけた最もよい生活サイクルは「当たり前の生活サイクル」でした。
朝に起き、昼は熱心に働いて、夜は寝る。
当たり前の生活サイクルこそ、本人にとって最も有益な生活サイクルなのです。
この答えが出た決定的なポイントは「体内時計」です。
人が太陽を動かしているのではなく、太陽が人を動かしています。
その証拠が体内時計にあります。
普通の体内時計のサイクルは「24時間」と思われがちですが、実は違います。
現代の最新研究によると「およそ24時間10分」が有力です。
1日24時間とは、少しずれがあります。
さらにもう1つ大切なことがあります。
普通の人間は、このずれている体内時計を毎日上手にリセットしています。
そのリセットに関わっているのが、朝日です。
太陽から放たれる日光が、人の体内時計に大きく影響を与えます。
朝日が当たったとき、脳が「朝」と認識して、体内時計のずれを正しく修正します。
毎日の生活リズムを整えるには、毎日規則正しく朝日を浴びることが大切です。
これに気づいてからは「当たり前の生活リズム」を心がけるようになりました。
その結果、安定した精神状態になり、部屋の中の整理整頓もリズムよくできるようになりました。