小学生のころ、ささいなことで相手と意見が対立して、言い争ったことがありました。
小学生の言い争いとはいえ、本気になるものです。
たしか、あるゲームの作品について、考え方が2つにわかれました。
私が最高と思っていたゲームは、友人には最低と感じているようです。
私はどうしても友人の意見が気に食わず、かんしゃくを起こしていました。
当時は「自分のほうが絶対正しい。友人はばかだ」と心の中で反論していました。
しかし、今、あのときを振り返ってみると、相手の意見のほうが正しいと思うようになりました。
人と意見が対立したときには、相手の意見もしっかり聞く必要があります。
自分とは違った角度から考えているから、自分とは違った意見になるのです。
そういう自分とは異質の人たちを、成長のために大切にしなければなりません。
もしあのとき、反論せずに素直に相手の意見を受け入れていれば、私はもっと考える幅が広がり、成長していたと思います。
意見が対立したら勉強のチャンスです。
自分が考えられないような考えを、せっかく教えてくれたのだから、反論するのはもったいないです。
たしかに怒りが出るかもしれませんが、ぐっとこらえて、相手の意見を飲み込みます。
1日後でも1週間後でもいいので、ゆっくり消化していけばいい。
もしお互いが、お互いの意見を受け入れるようになれば最高です。
この世から戦争がなくなります。
どうしても受け入れられない相手の意見を受け入れられたとき、人としての成長があるのです。