私には、大学受験に失敗した経験があります。
恥ずかしいですが、失敗した原因の1つを紹介します。
「何でもできるようになろうとしたこと」が原因です。
当時は、すべての科目を勉強していました。
たくさんの科目を勉強していれば、大学受験の可能性が広がり、将来の道も広がると思ったからです。
今、もう一度、大学受験ができるなら、徹底的に科目は絞ることでしょう。
英語では100点取れても、倫理では0点をとってもいいのです。
思い切って大胆に「選択と集中」をすることは、大学受験成功のキーワードです。
大学受験に失敗したから、よくわかります。
何でもできる人になろうとしないことです。
むしろ、自分のやりたいことを早く決めて、磨きます。
大学受験に合格するためには、まず自分のやりたいことを決めます。
やりたいことを叶えるために、最も適した大学を選びます。
その大学受験に必要な科目を絞って、徹底的に勉強します。
「教養を身につけるためにほかの科目も勉強したい」
そういう浮気心が出ても、浮気しないことです。
大学受験に合格してからすればいい。
今はまず、必要な専門科目を絞って、一流にします。
すべての科目を勉強すれば、もちろん大学受験の幅は広がります。
幅広い教養を身につけることができるでしょう。
しかし、そういう人になろうとすると、大学受験に失敗します。
すべてを勉強できるほど時間はなく、どれも中途半端になるからです。
時間には、限りがあります。
限られた時間の中で、ほかの人よりいい成績を出そうとするなら、科目を絞って集中するしかない。
魅力的な人とは、何でもできる万能の人のことではありません。
何でもスポーツができ、何でも勉強ができる人は、たしかに聞こえはいいです。
しかし、本当に実現させようとすれば、時間が必ず足りなくなり、どれも中途半端になります。
魅力的な人は、自分のやりたいことや得意分野を、徹底的に磨いている人です。
誰にも負けない魅力が、1つでいいから、ある人のことです。
その魅力をしっかり磨いて生かすときに、魅力へと変わるのです。