人脈関係の本には、いかにキーマンに近づくかということが書かれています。
自分の人生に影響を与える人に、少しでも早く近づくためのテクニックが書かれています。
でも、本当は、自分がすごい人に出会おうとすると、いつまでも出会うことができません。
キーマンに出会いたい人は、私利私欲の目がぎらぎら輝いているからです。
「この人は役立つ」
「この人は役立たない」
人間を、道具のように考えています。
損得を基準に考えているということです。
自分にとって役立つかどうかで考えるのは、私利私欲しかありません。
そういう人はいくらキーマンに近づけても、キーマンに相手にされません。
キーマンは、むしろこういう人から逃げようとします。
欲しか頭にない人は、怖いです。
キーマンに相手にされるような人は、人と人との出会いを増やしていくような姿勢を持っている人です。
知らない人同士をつなぐ「コネクター」になるのです。
まだ顔を合わせたことのない自分の知っている人同士を紹介して、人をつなげていきます。
それは心の温かさがあってこそ、できることです。
人のために、人を紹介する姿勢を、友人はきちんと見てくれています。
知り合い同士が仲良くなれば、自分は取り残されるのではないかと不安になります。
それを考えているうちは、まだ損得勘定が頭にある証拠です。
「自分は取り残されてもいい、友人の輪を広げるコネクターになりたい」
そう思う心の温かさが、あるかどうかです。
友人を紹介してくれれば、その友人もほかの誰かを紹介してくれるようになります。
人を紹介する人に、悪い人はいないからです。
紹介できるような温かい人には、友人もほかの人を紹介しやすくなります。
どんどん友人の輪を広げていくうちに、いつか本当のキーマンに出会えるのです。