執筆者:水口貴博

電話対応の30のビジネスマナー

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突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。

突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。 | 電話対応の30のビジネスマナー

電話をしていると、ささいな拍子に突然、電話が切れることがあります。

理由は、さまざまです。

  • 電波が悪いため、途中で切れてしまった
  • 何かの拍子で受話器を置いてしまった
  • うっかり足で、コンセントを抜いてしまった

突然電話が切れるのは、相手が悪い場合もあれば、こちらが悪い場合もあります。

やはり突然電話が切れてしまうのは、気持ちのよいものではありませんね。

間違って切ってしまい、申し訳ない気持ちから、切ってしまった側からかけ直したくなる気持ちもあるでしょう。

しかし、気をつけなければいけないのは、ここです。

「切ってしまった側からかけ直す」のではなく「かけた側からかけ直す」のが、社会での電話マナーです。

自分からかけた電話を、相手にかけ直させるわけにはいきません。

通常は、かけた側からかけ直し、突然切れてしまったことをおわびします。

切れてしまった理由がどうであろうと、かけた側からかけるほうが、スムーズに事が運びます。

逆に電話を受けた側は、待っているのがマナーです。

切れた原因が自分にあっても、待っていてかまいません。

もしこのタイミングで連絡をしてしまうと、電話のタイミングがちょうど相手とぶつかり、余計に連絡が取りづらくなります。

突然、電話が切れて、私も相手も同時にかけ直すと、タイミングがぶつかり、なかなか連絡が取れなくなります。

急いだあまり、余計に連絡が取れなくなってしまう失敗例です。

切れた電話をかけ直すのは、かけた側の仕事ですから、焦らず任せていいのです。

切れてしまった原因が自分にある場合でも、かけた側からかけ直すというマナーを慌てずしっかり守りましょう。

電話対応のビジネスマナー(27)
  • 電話が突然切れてしまったら、かけた側からかけ直す。
「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。

電話対応の30のビジネスマナー

  1. 電話対応は、新人だけの仕事ではない。
  2. 電話対応の理想は「早く取ること」と「丁寧な対応」。
  3. お客さまからの電話では、自社の人間のことを、敬称抜き、敬語抜きで話す。
  4. 家族からの電話対応は、例外になるので注意。
  5. 声が小さいからと言って、お客さまに命令をしてはいけない。
  6. 受話器を置くまでが電話対応。
  7. コールセンター並みの、丁寧な電話の切り方。
  8. プライバシーに関わる情報の扱い方には、細心の注意が必要。
  9. 本人の許可がないかぎり、連絡先は絶対に教えてはいけない。
  10. かけるときも受けるときも、電話対応にはメモが欠かせない。
  11. 受話器は、利き手ではない手で取るほうがいい。
  12. いきなり用件を話し始めていませんか。
  13. 呼び出し音3回以内で、電話に出よう。
  14. 迷惑電話も、社会人としての対応を心がける。
  15. いきなり複雑な内容の説明をしない。
  16. 説明の限界を感じたら、ファックスを活用しよう。
  17. 相手の身になり、電話をかけるタイミングを考えよう。
  18. 電話対応がよくても、姿勢が悪ければ、評価が落ちる。
  19. 会社の電話を、私用で使ってはいけない。
  20. 重要な話ほど、電話で連絡してはいけない。
  21. 電話の際に、忘れがちなカレンダー。
  22. 名前を名乗らない人ほど、実は大切なお客さまである場合が多い。
  23. 電話対応では、間違いを防ぐために復唱するのは基本。
  24. 否定する言葉の後に、フォローの言葉を続けよう。
  25. 保留が長くなる場合は、一度切って、こちらから折り返す。
  26. 電話が適していない状況では、メールを活用する。
  27. 突然切れた電話は、かけた側からかけ直すのがマナー。
  28. 「もしもし」は学生言葉だった!電話対応では「もしもし」を使ってはいけない。
  29. 電話では、わざとゆっくり話そう。
  30. 電話を通してするお願いは、最も通りにくい。

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