電話では、相手の表情や態度、しぐさやジェスチャーが見えません。
届くのは、声だけです。
そのため、電話対応では「聞き間違い」がよくあります。
「1月」を「7月」と聞き間違えることはよくあります。
早口で話をされると、ただでさえ聞き取りにくい電話が、さらに聞き取りにくくなります。
親切丁寧な電話対応では、こうしたことを防ぐために、次のことを心がけましょう。
わざと「ゆっくり」話をするのです。
ささいなことですが、これもきちんとしたマナーです。
日常で話すスピードより、さらにゆっくり話をするのは、相手にとって聞き取りやすくなります。
話のスピードがほんの少しゆっくりになるだけでも、会話は聞き取りやすくなり、理解もしやすくなります。
聞き間違いも、もちろん少なくなります。
特に緊急のときこそ、このマナーは必須です。
急いでいる用件だからとはいえ早口で話をしていると、誤解して伝わってしまい、余計にトラブルを引き起こしかねません。
急いでいるときこそ、ゆっくり話をして、確実に話を伝えられるようにしましょう。