「連絡を取りたい。連絡先を教えてくれ」
こうした電話には、一切お答えしてはいけません。
携帯番号はもちろんのこと、自宅の連絡先、会社の連絡先も教えてはいけません。
もし、あらかじめ本人から伝えてもいいという許可があればかまいません。
しかし、基本的に許可のないものに関しては、絶対教えてはいけません。
親友、家族、恩師など、誰であろうと連絡先を教えてはいけません。
「親しい仲の人間なのだが」と装って、教えてもらおうとするケースがあります。
また家族を装って、連絡先を教えてもらおうとする悪質なケースまであります。
誰からの連絡であろうと、すべて断ってかまいません。
万が一、本当に連絡を取りたければ、名前を伺って、その方の連絡先を教えてもらいます。
「本人に伝え、折り返し連絡を差し上げます」と言えばいいのです。
急いで連絡が欲しいという相手からでも「至急こちらで連絡を取り、折り返し、連絡をさせます」でかまいません。
よく考えてみましょう。
親しい仲なら、当然、連絡先を知っているはずです。
家族からの連絡なら、家族こそ、本人の携帯番号を知らないはずがありません。
「親しい仲」「家族」というキーワードを耳にすれば「教えてもいいかな」と心の緩みが出てしまいますが、断っていいのです。
2004年4月から「個人情報保護法」が始まり、本人の確認が取れないかぎり、教えてはいけない法的なルールまであります。
自信を持って、堂々と断らなければいけません。
どんな電話相手であろうと、携帯番号を直接教えるのはタブーなのです。