自分の机の上に、物が置いてあると、やはり気になります。
「何だろう」と気になりますよね。
自分の机の上ですから、毎日、目にするところです。
必ず目にすることになります。
このポイントを活用します。
社内で目標にしていることが書かれた紙を、社員全員の机の上に張らせておくと、必ず毎日目にするようになります。
「お客さまには常に笑顔。自分に厳しく、人に優しく」といった言葉が書かれた紙を、机に張っておきます。
いくら自分の頭でわかっていることでも、時間が経つにつれて記憶が薄くなり、忘れがちになります。
毎日目にするところに張っておけば、毎日目にすることになるため、効果が持続するのです。
さらに大切なことは「自分の手で文字を書かせること」です。
印刷をした文字は、冷たい印象があります。
正しいことが書いてあっても、注意が向きにくいものです。
一方、手書きの文字は、汚い文字でも人間味があふれるため、注意が向きます。
見た瞬間「おや」と思い、字を読んでしまうのです。
書かれている言葉が脳に入り、心となり、言葉となり、行動へと変わります。
これを実行すれば、忘れるほうが難しくなります。
常に頭の中にあるため、いつの間にか行動するようになります。
心に思い描いたことは、言葉となり行動となる法則が働いています。
心に思い描かせるために、毎日目にする机に目標シートを張ることは、社員の意識向上に大変有効なシステムなのです。