勝つ組織には、長年の経験者が最低1人は必要です。
長く職場に携わっている人を1人は置いておくと、組織のためになります。
「予言者」になってくれるからです。
リーダーには優れた判断力や先見力が必要です。
現場で仕事をしていると、現場経験の長い人が、通常はリーダーに抜てきされます。
おそらくあなたの職場のリーダーも、現場経験が長い人がリーダーになっていることでしょう。
なぜ現場経験の長い人が選ばれるのかというと、先を読むことができるからです。
そもそもリーダーとしての資質がない人でも、現場経験が長いというだけで、自然と「予想の力」が備わってきます。
この予想の力が、リーダーには重要な要素なのです。
「こうすれば、こうなる」「そうすれば、そうなる」を長い現場経験から予想して、具体的な指示を早い段階から打ち立てます。
本物の予言者ではありませんが、現場経験の長いリーダーは、予言者のような仕事をしないといけない。
あらかじめ、起こるであろう危険を察知して、そのための対策を早い段階で立てるのです。
若者が、体力気力が備わっていることに対して、不足しているのは経験です。
その経験を補う役割を果たす人が、経験者であり、リーダーであり、予言者なのです。