「妄想が趣味」という人がいます。
暇があっては、推しとデートしているところを妄想しています。
「今日は海辺でデートをしているところ」「今日は展望台でデートしているところ」と、テーマを決めて妄想しています。
会話まで具体的に妄想します。
そのときどきでテーマを決めては、いろいろな妄想を楽しみ、1人でにやにやしているのです。
「人間観察が趣味」という人がいます。
カフェに行っては、そこから行き交う人々をただひたすら眺めます。
おしゃれな人を見つけたら「ファッションセンスがいいなあ」と思います。
忙しそうなサラリーマンを見ては「仕事がきっと大変なのだろう」と想像します。
妊婦さんを見かけては「幸せそうだな。おなかの子は男の子かな、女の子かな」と想像します。
1人で勝手に想像していて楽しんでいるのです。
「飛行機の離着陸を見るのが趣味」という人がいます。
暇があっては空港の展望デッキに行き、飛行機の離着陸を眺めているのです。
高性能のカメラも持っていて、世界中のさまざまな飛行機も撮っています。
1つの飛行機でも、アングルによって、さまざまな表情を見せてくれます。
カメラで写真を撮っては「良い1枚が撮れた」「今日の収穫は大きい」と喜んでいます。
どれもユニークな趣味ですね。
ユニークでありながらも、どれも趣味として心から楽しんでいる人がいます。
趣味の種類は無数にあります。
定番の趣味だけではなく、ユニークな趣味も、数え切れないほどたくさんあります。
私たちは趣味を探すとき「定番」に目を向ける傾向があります。
「趣味は定番でなければいけない」という思い込みにとらわれている人もいるかもしれません。
趣味は自由なのですから、定番にとらわれていると、趣味の可能性を制限されてしまいます。
妄想でも、人間観察でも、飛行機の離着陸を見ることでもいい。
まだまだユニークな趣味は、たくさんあります。
定番の趣味を持つのもいいですが、1つくらいユニークな趣味を持ってみるのも悪くありません。
世界で自分しかやっていないという唯一無二の趣味もあっていい。
せっかく自由な世界が広がっているのですから、この可能性を生かさなければ損です。
どんな趣味でも、人生の豊かさにつながります。
ユニークな趣味を持つと、ますます趣味の世界が広がるのです。