趣味をするうえで一番大切なのは、何でしょうか。
ずばり「時間」です。
とにかく時間あっての趣味です。
たいていの趣味は、お金がなくても、それなりに楽しめます。
お金がないなら、ないなりの方法、ないなりの遊び方があります。
本を買うお金がないなら、図書館で借りればいい。
道具を買うお金がなければ、レンタルを利用するか、持っている人に借りればいい。
貧乏旅行でも、たっぷり楽しむことは可能です。
そもそもまったくお金のかからない趣味もあります。
散歩・瞑想・無料ブログであれば、お金はゼロで楽しめます。
趣味に大金が必要なのは幻想です。
知恵を出せば、お金のかからない方法はいくらでも思いつくのです。
しかし、時間が違います。
時間がなければアウトです。
本当に時間は大切です。
時間がないと何もできません。
時間がゼロなら、趣味もゼロ。
特に社会人の場合、趣味の一番高いハードルは、時間の確保と言っても過言ではありません。
日中は仕事で忙しいため時間がありません。
残業も当たり前のようにあり、家に帰るのが遅くなりがちです。
結婚していたり子どもがいたりすると、ますます時間がありません。
地元の地域イベントのお手伝いがあったり、PTA役員をしていたりすると、ますます仕事が増えます。
睡眠時間をけずることもしばしば。
「自分の時間」「自由な時間」というものが、限りなくゼロに近い状態です。
趣味を楽しむなら、まず時間がないことには始まりません。
趣味をすることも大切ですが、趣味をする時間を作るのはもっと大切です。
時間の確保こそ、趣味の最重要課題なのです。
そのため趣味人は、とにかく時間を作ることに力を入れます。
行きたくない飲み会は、どんどん断ります。
残業をしないためにも、日中は仕事に集中して、段取りと効率化を意識し、定時になったらさっと切り上げます。
友人からの遊びの誘いも、興味がなければあっさり断ります。
有給休暇もフル活用です。
有給休暇も、繁忙期や忙しい時期は避けたうえで、連休を実現できるような取り方を工夫します。
趣味の時間を取れるよう、タイムマネジメントに余念がありません。
1日は24時間しかありません。
時間は、すべての人にとって平等なリソースです。
時間の確保に、趣味をするのと同じか、それ以上に頑張るのです。
趣味を楽しめるかどうかは、時間を作れるかどうかにかかっています。
趣味人は、趣味に一生懸命になるのと同じくらい、時間の確保にも一生懸命になるのです。