一人暮らしをするうえで大切なのは「お金の管理」です。
お金の管理がだらしないと、生活が立ちゆかなくなります。
お金は生命線。
お金の管理をするうえで大切なのは、口座を分けることです。
3つの口座を作っておきましょう。
「生活用口座」「貯蓄用口座」「緊急用口座」です。
口座を分けて、別管理にすることをおすすめします。
生活用口座には、給与の受け取りのほか、食費・家賃・光熱費などに利用します。
クレジットカードの引き落とし口座も、生活用口座に設定します。
イメージとしては「お金を一時的に置いておく場所」と考えるわかりやすくなります。
お金の出入りが頻繁にあるため、利子は低くても利用しやすい「普通預金口座」を選ぶのが良いでしょう。
口座の残高不足を防ぐため、余裕を持って「生活費の1.5カ月分」を入れておくと安心です。
また同じ口座にお金の収支をまとめることで、銀行通帳が家計簿のようになり、お金の流れを可視化しやすくなります。
貯蓄用口座を作って、毎月一定額を少しずつ貯めます。
貯蓄用口座は、基本的に貯める一方で、引き出すことはしません。
貯蓄を目的とする口座なので、利子が高めの銀行口座を選ぶといいでしょう。
毎月の貯蓄額は人それぞれですが、無理のない範囲で設定するのがいいでしょう。
たとえば、一般的には手取り収入の2割を貯蓄に回すの良いとされています。
余裕があれば、手取り収入の3割を貯蓄に回すことを目標とすればいいでしょう。
小さな金額であっても、重なれば大きくなります。
「余った生活費を貯蓄口座に回す」という考え方の人がいますが、注意が必要です。
お金があると、つい使いすぎてしまい、なかなか貯蓄がうまくいきません。
毎月給料日に生活用口座から貯蓄用口座にお金を移動させることをおすすめします。
生活費から最初に貯蓄額を天引きする形となります。
残ったお金で生活をやりくりするようにすることで、お金の管理がしやすくなります。
「いちいち送金をするのが面倒」「送金を忘れてしまう」という人もいるでしょう。
そんな人は「送金サービス」の利用を検討してみてください。
毎月決められた日に、決められた金額を、別口座に送金するというサービスです。
手数料はかかりますが、送金の手間暇から解放され、失念の心配もありません。
こうすることで「意志が弱くても貯まる仕組み」が出来上がります。
必要なのは、手続きの手間の1回のみです。
デメリットよりメリットのほうが上回るはずです。
忘れっぽい人・面倒くさがり屋はもちろん、すべての人におすすめします。
緊急用口座は、その名のとおり、緊急用のための口座です。
けがや病気で入院することもあれば、冠婚葬祭で急な出費が必要になったりすることもあるでしょう。
そういうときのために、あらかじめ緊急用口座を作っておけば安心です。
生活用口座と合わせたいところですが、緊急はいつやって来るかわからないのが特徴です。
時には緊急の出費が重なることもあり、毎月の収支の計算がやりにくくなります。
そのため、きちんと生活用口座と分けておくのが安心なのです。
口座を使い分けることで、お金の使いすぎを防止できるうえ、貯蓄が貯まりやすいシステムを構築できます。