一人暮らしで注意したいのは、戸締まりです。
玄関や窓の鍵をうっかりかけ忘れると、空き巣に侵入される恐れがあるのは言うまでもありません。
空き巣被害の4割以上は、鍵のかけ忘れが原因とされています。
戸締まりをしっかり行うことは、空き巣対策の基本ですね。
しかし、ここは人間です。
頭ではきちんと確認が必要とわかっていても、うっかり確認が漏れてしまうことがあるもの。
「鍵をかけたつもり」「窓を閉めたつもり」「火を消したつもり」など「つもり」になっていることもあります。
駅に向かっている途中で戸締まりが気になり、自宅に引き返した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
戸締まりをしても、その記憶が曖昧で不安になることがあるものですね。
ここで効果的に確認する方法があります。
「指さし呼称・声出し確認」です。
どちらか一方ではなく、必ず2つをセットにして行うのがポイントです。
たとえば、玄関の鍵をかけたときは、鍵を指さして「鍵よし!」と声を出します。
指さし呼称・声出し確認によって、施錠したことに強く意識が向きます。
しっかり確認できるだけでなく、記憶にも残りやすくなるのです。
玄関だけではなく、電気・ガス・水道にも活用範囲を広げていきましょう。
「電気よし!」「ガスよし!」「水道よし!」といった一声が役立ちます。
「面倒くさい」「ちょっとかっこ悪い」と思うかもしれませんが、安全確認を最優先です。
大きな声がベストですが、小さな声でもかまいません。
声を出すか出さないかは、大きな違いです。
これだけで空き巣被害を大幅に軽減できるのですから、一手間を惜しまないことが大切です。
一人暮らしの戸締まりは、注意してしすぎることはないのです。