一人暮らしを始めると、家具・家電が必要です。
生活必需品をしっかり買いそろえ、一人暮らしの好スタートを切りたいところですが、ここに注意があります。
一人暮らしは、家族で暮らしていたときとは違い、環境ががらりと変わります。
家族で暮らしていたときに使っていた家具・家電が、一人暮らしのときも必要とは限りません。
必要だと思って買ったものの、いざ一人暮らしを始めると、意外と使うことがないというケースは少なくありません。
使わない家具・家電は、ただの荷物、置物です。
金銭面でもコストがかかります。
あれもこれもそろえようとすると、大金が必要になるうえ、置くスペースも必要になります。
家具も家電も、一つ一つは大きな金額です。
一人暮らしは、1Kやワンルームなどスペースが限られているため、家具・家電を一式そろえようとすると、部屋が狭くなります。
一人暮らしの好スタートを切るつもりが、さっそく無駄遣いをしてしまったという結果となるのです。
そこで大切なのは「後で買い足す」という考え方です。
最初に確実に必要なものだけを買い、後から必要性が出てきたら買い足します。
もちろんベッドや冷蔵庫のように買い足すのが難しいものもありますが、買い足せるものもたくさんあります。
たとえば、テレビです。
家族で暮らしているときは必需品でしたが、一人暮らしを始めてみると、違和感を覚えることがあります。
ネットを見ることのほうが多くて、意外と必要ないケースがあります。
大きなタンスも必要とは限りません。
スペースが余ってしまい「こんなに大きなタンスでなくても良かったな」ということがあります。
継ぎ足せるタイプの収納ケースや衣装ケースで十分ということがあります。
固定電話も必要と思われますが、そうとは限りません。
固定電話も契約したものの、実際は携帯電話で十分で、ほとんど使わないケースが多いものです。
固定電話の月額基本料も、重なるとばかになりません。
テレビも固定電話も、使わなければ、宝の持ち腐れです。
せっかく買った家具・家電が無駄になります。
余計な出費を抑えるためにも、ここは賢くいきたいところ。
ミニマル生活を好む人であればなおさらです。
必要かどうか迷ったらいったん保留にして、一人暮らしの感触が得られるまで考える時間を作るといいでしょう。
お金は、稼ぐのは大変ですが、使うときは一瞬です。
だからこそ慎重な使い方が求められます。
「必要になったら買い足す」という考え方でいけば、うまくいくのです。