帰省や旅行で、長期間アパートを空けるときがあるでしょう。
そんなとき、電気代の節約のつもりでブレーカーを落とす人がいます。
1つのスイッチをオフにするだけで、部屋全体のスイッチがオフになります。
いちいちコンセントを抜いたり、機械の電源を切ったりしなくても、ブレーカーの主電源をオフにするだけなのでシンプルです。
手軽なのでつい頼りがちです。
ブレーカーで元から電源を切ることは一見賢い方法に思えますが、ここに落とし穴があります。
たとえば、コンセントに接続された時計の場合、時刻がリセットされてしまいます。
冷凍庫にたくさん氷があると、すべて溶けてしまい、床がびしょびしょになって大慌てをすることになります。
自宅の水槽で金魚やメダカを飼っていると、水槽の浄化装置まで止まってしまいます。
よかれと思ってやったことが、思わぬ惨事を招くことがあるのです。
時計の時刻がリセットされる程度ならまだいいですが、金魚やメダカなど生き物を飼っていると、大きな責任を感じてしまいます。
取り返しのつかない問題になることもゼロではありません。
こうしたことにならないためにも、長期間家を空けるときは、ブレーカーに頼らず、一つ一つの電源を確認するのがいいでしょう。