トラブル中、食事を取らない人がいます。
食事を取らない理由は、大きく2つのパターンがあります。
どちらのパターンも要注意です。
食事は、車のガソリンと同じです。
車はガソリンがなくなると動かなくなるように、人間も食事を取らないと動かなくなります。
体に力が入らなくなり、頭も回らずぼうっとします。
わけもなくいらいらしたり、気分が落ち込んだりするのです。
トラブルのときは、徹夜で頑張ったり長時間の労働が必要になったりして、普段よりエネルギーを使います。
空腹のままでは頭が回らず、良い解決策も浮かびません。
仕事の集中力が出なかったり、大切な場面で踏ん張れなくなったりします。
きちんと食事を取らないと、大きな山は乗り越えられません。
トラブルを起こした罪悪感で食事を取らないのもよくありません。
自分に罰を与えるかのように、トラブルを起こしたら食事を抜きにするというのは、誤った精神論です。
トラブルを起こした立場とはいえ、食事をする権利はあります。
良い仕事をするためには腹ごしらえが欠かせません。
必要なのは「解決すること」です。
食事を抜いたところで、解決に役立つどころか、逆に妨げとなるばかりです。
「申し訳ない」という気持ちがあったとしても、感情と解決は、切り離して考えることが大切です。
車の場合、ガソリン残量がゼロに近づいたら「大変だ」と慌てるのに、人間の場合となると、急にだらしなくなる人が多い。
空腹になっても「まあいいか」と軽く考える人が多いのです。
どんなに忙しくても、きちんと食事だけは取りましょう。
食事を取ることも、トラブル解決の一環です。