誰も見ていないからといって、トイレの後、手を洗わない人がいます。
人が見ているときはきちんと手を洗うのですが、誰も見ていないときは手を洗わないのです。
手洗いを面倒くさがる人によく見られます。
本人は「ばれないからOK」と思っています。
これはナンセンスです。
誰も見ていないからといって、手を洗っていないことに変わりありません。
そのまま手で食事をしたり目や鼻に触れたりすると、ウイルスが体内に侵入します。
病気や感染症を引き起こすリスクが高まるのです。
トイレの後は手が汚れています。
汚れていないように見えても、目に見えないばい菌が手に付着しています。
そのままドアノブを触れば、ドアノブに菌が付着します。
付着した菌は、時間とともにどんどん繁殖していくのです。
トイレの後の手洗いが面倒くさく感じるのは、習慣になっていないからです。
子どものころ、トイレの後の手洗いをしつけられてこなかった人に多く見られます。
大切なのは「習慣化」です。
いったん習慣になれば、面倒な気持ちは起こらず、何の抵抗もなく普通にできます。
トイレの後の手洗いが当たり前のことになり、勝手に体が動くようになります。
むしろ手を洗わないほうが違和感があり、強い抵抗を覚えるようになるのです。