「何もない」という人がいます。
「田舎には何もない」
「○○市には何もない」
「○○町には何もない」
その人にとっては何気なく思ったことかもしれません。
何もないなんて言わないことです。
「私は魅力を見つけられない人間です」と言っているのと同じです。
何もないというセリフを、その地域に住んでいる人が聞けば、むっとするのでしょう。
魅力がないところだと言っているように聞こえるのです。
どんな田舎でもどんな地域でも、必ず何か魅力があります。
田舎であれば「大自然がある」「澄み切った空気がある」「落ち着いた環境がある」と言えるでしょう。
市や町であれば「寺がある」「神社がある」「美術館がある」「商店街がある」と言えるでしょう。
自分にとってなじみがないところや、あまり知られていないところであってもいいのです。
「銅像がある」「石碑がある」「モニュメントがある」ということもできるでしょう。
あるといえば、あります。
そこ魅力を感じている人は必ずいます。
「何もない」と言いそうになったら、喉のところでぐっと止め、代わりに「○○がある」と言い換えるようにしたい。
何もないと思ったら、たいていは自分の勉強不足です。
ぱっと浮かばなければ、積極的にそこの魅力を探せばいいのです。
ネットで「地名+観光」で検索すれば、たくさん出てきます。
「へえ、知らなかった。こういうところがあったんだね」と思うのです。
視点を変えてみるのもアイデアです。
これといった観光地や名所旧跡がないなら「落ち着いた雰囲気がある」「すっきりした景観がある」とも言えます。
どんな場所でも地域でも、必ず魅力があるのです。