「遭難したときは、歌を歌って過ごしました」
そんな生還者の体験談を耳にしたことはありませんか。
遭難したとき、悲観に暮れることを防ごうと歌を口ずさみます。
明るい歌で気持ちを暗い雰囲気を吹き飛ばしました。
奮い立たせ、心に希望の灯をともし、精神状態を保ちました。
遭難者が歌を歌って勇気や元気を出し、ついに奇跡の生還を果たした。
そんな体験談に感動して、鳥肌が立ったことがあるのではないでしょうか。
素晴らしい奇跡のストーリーに驚かされますが、人ごとではありません。
この体験談から、今すぐ私たちも取り組んでおきたい備えがあります。
「元気になれる歌を歌えるようになっておく」ということです。
1曲でいいのです。
元気になれる歌を、歌詞を見ないで歌えるようになっておきましょう。
選曲はあなたの好みでOK。
自分が遭難したとき、その歌を歌うのです。
めったにないことですが、可能性がゼロとは言えません。
万一どこかで遭難することがあったとき、その歌を歌えば、心の救いになります。
パワーや勇気が湧いてきて、あなたを励ましてくれます。
悲観的な気持ちを吹き飛ばし「絶対助かってやる!」という気持ちにさせてくれるでしょう。
救助を待つ状況であっても、希望を保てるはずです。
歌には素晴らしい力があります。
ばかばかしい話と思うかもしれませんが、実際にそうして生き延びた生還者がいるのです。
歌の力で絶体絶命の局面を乗り越えた例は少なくありません。
たとえ遭難することがなかったとしても無駄にはなりません。
日頃から練習しておけば、カラオケの十八番として大活躍するでしょう。
歌詞を見ないで歌えるようになることで、ポジティブ思考が頭にインストールされるメリットもあります。
得することはあっても損することはないのですから、やってみる価値は十分あります。
万一の備えとして安全グッズも大切ですが、元気になれる歌を歌えるようになっておくことも大切です。
元気になれる歌を歌えるようになることも、遭難対策の1つです。