我慢は体に毒です。
人の度量には限界があります。
我慢しなければならないことは長続きしません。
我慢ばかりしていると、心身に悪影響を及ぼします。
いつか心が折れてしまい「もう嫌だ!」「もうやめる!」となります。
もちろん必要な我慢であれば耐えなければいけませんが、不必要な我慢であれば回避することが大切です。
このとき「大きな我慢」には注意が向くのですが「小さな我慢」は見過ごされがちです。
大きな我慢は苦痛やストレスが強いためすぐ自覚できます。
「何とかしなければいけない!」となり、問題解決に向けたアクションも早いですが、小さな我慢は見過ごされやすい。
特に毎日繰り返されることは当たり前の感覚になっていて、自覚しにくいことがあります。
ちょっとした我慢であっても、毎日繰り返されると、感覚が麻痺して無自覚になります。
大きな我慢だけでなく、小さな我慢にも目を向けてみてください。
自分でも気づかないほど小さな我慢はないでしょうか。
気が進まない飲み会、ちょっと苦手な人との接触、形式化された無意味なルーティンワークなどな。
「ちょっと苦しい」「できれば避けたい」と思うことはないでしょうか。
耳障りな環境音、食べにくい料理、歩きにくい道なども、わずかながら我慢の1つになっていることがあるでしょう。
小さな心の悲鳴に気づいてください。
心当たりがあれば改善の余地ありです。
小さな我慢とはいえ、我慢であることに変わりありません。
どんなに小さな我慢であろうと、ちびちび積み重なると大きくなります。
我慢をするにつれてストレスがたまっていき、心身に悪影響を与えます。
対処をしなければ、最終的に「壊れる」もしくは「爆発する」のどちらかです。
いつか限界を迎えて、大変なことになるでしょう。
小さな我慢に気づいたら、さっそく改善に取りかかってください。
ゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
我慢がなければないほど、快適な人生になるのです。