半同棲では、我慢と諦めも大切なポイントです。
「我慢」「諦め」と聞けば、ネガティブな印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
我慢も諦めも、人生を悪い方向に導く悪習に思えます。
しかし、我慢や諦めがネガティブとは限りません。
共同生活において、我慢と諦めは、ネガティブよりポジティブに働きます。
我慢や諦めのない共同生活は、皆無と考えたほうがいいでしょう。
生まれも育ちも性格も違う2人が一緒に暮らしたとき、摩擦も違和感もなく暮らせることはありません。
価値観が違ったとき、無理やり自分の価値観を押し付けるのはよくありません。
価値観とは、生き方そのものです。
相手の生き方を尊重するため、我慢することも大切です。
時には、相手の不思議な生活習慣に驚いて、摩擦や違和感が生じることもあるでしょう。
幼いころから続いている生活習慣は、修正したくても難しいのが現実です。
本人が心地よいと感じている生活習慣を、自分が受け入れられないという理由だけでやめさせるのは厳しい注文です。
プライベートの侵害であり、暴挙な振る舞いと言えるでしょう。
相手の気持ちを考えるなら、生活習慣の改善を諦めることも大切です。
すべてを否定するのではなく、我慢と諦めをポジティブに捉え、違和感を受け入れてみてください。
「個性の1つ」という考え方をすると納得しやすくなります。
完全に性格の一部となっていることは「修正不可能」と割り切って諦めることも美徳です。
心をコントールして、我慢と諦めが上手にできれば、半同棲は半分成功したも同然。
我慢と諦めは、円満な半同棲には欠かせないポイントなのです。