集中力を取り戻すには「デバイスを変える」という方法が有効です。
パソコンで行う仕事であれば、デバイスを変えて対応できないでしょうか。
パソコンでしかできない仕事もありますが、スマホやタブレットでも可能であれば、ぜひデバイスを変えてみてください。
たとえば、文章を書く仕事であれば、パソコンだけでなく、スマホやタブレットでも可能でしょう。
パソコンはタイピング入力であり、スマホやタブレットはタッチ入力です。
デバイスを変えることで刺激の種類が変わって新鮮な感覚が生まれます。
その結果、脳がリフレッシュされ、集中力を取り戻せることがあります。
またデバイスが変わることで適度な緊張感が生まれ、慣れの防止や注意力の喚起にも役立ちます。
読まなければいけない資料が大量にあって目が疲れるなら、ディスプレイで読むのではなく紙に印刷して読んでみます。
デジタルからアナログの方法に変えることで、五感から受ける刺激の種類が変わります。
脳がリフレッシュされ、集中力を取り戻せることがあります。
紙とインクのコストはかかりますが、1つの方法として有効でしょう。
異なるデバイスで仕事をする際、データ管理が煩雑になる心配もあるでしょう。
そんなときに役立つのは「同期アプリ」です。
パソコン・スマホ・タブレットなど、異なるデバイス間のデータを自動で保存・同期してくれます。
バージョン管理の煩わしさがなく、普通の感覚で利用できるのが魅力です。
同期アプリは多数あるので、興味のある方は自分に合ったものを見つけておくといいでしょう。
同期アプリに抵抗があるなら、手動でバージョン名を付けて管理するのも1つの方法です。
データをインターネット上で保管しておき、バージョン管理をしながら仕事を続けていく方法もあります。
バージョン管理といっても難しいことではありません。
バージョン名は、こだわりがなければ「日付と時間」を使った文字列で十分です。
たとえば「2020年11月29日の13時54分」であれば「202011291354」というバージョン名にしてみます。
日付と時間を使えば、同じ数字が重なることがないため、時系列によるバージョン管理が実現します。
数字の昇順で並べ替えれば、最新のものが一目でわかることもメリットです。
すべての仕事に通用するわけではありませんが、デバイスを変えてできるタイプの仕事であれば、検討の価値はあるでしょう。